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柴犬 けんたの日記 Part2

柴犬 けんたの日記 Part2

柴犬のルーツ その壱


 「けんた、何考えてるんだ?寒くないのか」

 お父さん、ルーツ (roots)って知ってる?

空が青いなあ1
 

 「さあ、寝ようか。お父さんが横文字に弱いの知らないのか」

 威張ることでないと思うけどなあ。物事の起原や始祖とか由来のことを言うんだよ。

 「ああ、それなら知ってるぞ。『ルーツ』はアレクサンダー・パーマー・ヘイリーって人が自分の家族の来歴を書いた本だ。1767年にガンビアで拉致され、アメリカ合衆国に奴隷として売られたクンタ・キンテとその子孫の物語だぞ。ピューリツァー賞を受賞したり、テレビドラマ化されたり、すごい話題になって、自分のルーツ探しがはやったんだ」
 
 おとうさん、そこまでたどり着くのに長かったねえヾ(@^▽^@)ノ

待っている男

 「・・・で、なにをしようというんだ?」

 僕も、自分のルーツを知りたくなったのだ。柴犬って、ほんとは、どこから来たのかな?

 「けんたは、お父さんとお母さんの子供なんだけど・・・・仕方ないから少し調査してみよう」

 僕も調べたよ。日本犬は、縄文時代の遺跡から発掘されていて、そのころはもう、人間と一緒に暮らしていたらしいよ。
 このころの縄文犬の多くは柴系で縄文柴犬と言っているんだ。

いやーん2

 「うん、ほっそりした筋肉質の体格や軽快で俊敏な動き、野性的な鋭い警戒性、人間との強い信頼関係が縄文犬の特質らしいな。
 この特質を柴犬に求める人が多いんだそうだな。今も、血統を守ってるようだな」

 そう、僕は、縄文柴犬でないから、ほっそりしてなくてもいいのだ。
 
 「・・・昭和の初期には、柴犬の純血種が途絶えそうになって、日本犬の保存運動が始まっているんだ」

 ふーん、じゃあ、今の柴犬は縄文柴犬の血統とは違うのかなあ。

それからどうしたの2

 「けんた、『ルーツ』は長い物語なんだ」

 それがどうかしたの?

 「いや、『ルーツ』に習おうと思って・・・」

 よーするに、引き延ばすわけね。

 さて、途絶えそうになった柴犬の血統は、どうなっていったのでしょうか。

 「その弐」に続くのだ


 「柴犬 けんたの日記 Part2」今日の日記も見てね。






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